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世界から猫が消えたなら

正直最初はちょっと読みにくかった。いや、文体は口語的で読みやすいはずなんやけど、なんか苦手やった。何でかは今も分からん。

あとはアロハシャツが苦手。笑

いや、アロハシャツ自体は好きなんやけど。

と、なかなかストーリーに入っていけへんかったなー。

「何かを得るためには、何かを失わなくてはね」

「だれかの幸せは、だれかの不幸の上に成り立っている。」

これは主人公の母が、主人公によく言っていた言葉。

私の子育て(いや、語弊あるな、私の母の子育て、つまり私の育て)仕方は、そんなそういうちゃんとしたのじゃなかった。(ごめん、お母さん。)

おかげで自己肯定感の塊のような人になってしまったのだけれど(ごめん、お母さん。)、それはそれでお母さんに感謝してるし、お母さんのことは大好きなんだけど。やっぱり母親や近しい大人の言葉って影響力が大きいから、私は子どもたちにどういう言葉を残すのかな、って思った。

“おかげさま”という言葉にもあるように、世の中は自分だけで出来てないし成り立たなくて、色んなことや人たちの”おかげ”で成り立ってるってのは忘れたらあかんよなー。

私は強欲やから、「Aを得るためにBを捨てる」じゃなくて、「AもBも得るためには」を考えてしまう。ふふ、強欲やな。

ちょっとここでこの本のあらすじを。

ある日突然、脳腫瘍で余命がわずかと宣告された僕(30)。そしたら自分そっくりの姿をした悪魔が現れて、「この世界から何かを消したら、代わりにあなたは1日だけ命を得る」という取引を持ちかけてきた。

僕の命と引き換えに、世界から電話、映画、時計…と色んなモノが消されていく。

という話。

この話で、心に残った文をふたつ紹介したい。

ひとつめは、

「家族って「ある」ものじゃなかった。家族は「する」ものだったんだ。」

その後に、血がつながってるだけの個人。お互いに甘えて、甘んじて、気が付いたときにはもうどうしようもないところまで来てしまっていた。と、続く。

ほんま、そうなんよなー。家族だから、血が繋がってるからってなんでも分かり合える訳ではない。んー、でもこれは父に伝えたい。伝えたい。でも怖い。

もうひとつは、

「僕は彼らに何を与え、何を残したのだろう」

これは主人公の僕が、自分のお葬式を手配している時にどんな人が集まるかな、心から悲しんでくれる人は何人いるかな、僕とのどんな思い出を語るかな、と考えていた時の言葉。

これもほんまにそう。大事なことよなー。結局のところここに行き着くんじゃないかと思う。自分の存在意義。確立させたい。じゃないと死んでも死にきれない。

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