2021-06

闘牛/井上靖

正直、"闘牛大会"が題材ということで、読む前はあまり期待はしていなかった。が実際読んでみると、なんともワクワクする。ワクワクと言ってもアドレナリンが出まくるとかではなく続きが気になって読む手が止まらないミステリーなんかとも違う。舞台であるま...

きみはだれかのどうでもいい人

著 伊藤朱里これはブクログで見つけた本。これを見た時、前から気になっていた原田マハさんの「あなたは、誰かの大切な人」という本を思い出した。”どうでもいい人”と”大切な人”。全く反対の意味のタイトル。気になったので二冊とも買っちゃいました。さ...

猟銃 井上靖

穣介は猟銃の銃口を、縁側のソファに座りガラス戸越しに外を見ているみどりに向けた。みどりはガラス戸に映る銃を構えた穣介に気づいたが、気づいていないフリをし、目を瞑った。少ししてみどりが振り返ると、すっと穣介は銃口を斜め空へ向けた。・・・このシ...