『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』/ 若林正恭
新社会人となり学生時代のようにゆっくりと本を読む時間が取れなくなってしまったためサクッと読めて面白い本を探していたとき出会った一冊です。プロローグの機内の描写からまるで自分が旅行をしているかのようなわくわく感が続き、読了後は旅が自由にできたコロナ禍前が少し恋しくなってしまいました。
(新社会人の女性)
『愛する言葉』/ 岡本太郎
前にラジオで岡本太郎さんの特集のようなことがやっていて、それまで”変な人”だと思っていた私だが、”面白い人”に見方が変わった。そんな中で見つけた一冊。
「そのままで」「正直に」と言われている気がした。体裁を整える必要なんてない。私は私として主人や家族を支えればよいと教わりました。
(某わたなべさん)
『修善寺 妄想散歩帖』/ のっそのっそ
「妄想散歩帖」を読みました。修善寺温泉の歴史と文学をわかりやすくコンパクトにまとめた傑作だと思います。何より読者への問いかけが良いですね。続編が楽しみです。
(修善寺の某茶店主人)
『ピアノ』 / 芥川龍之介
この作品は、芥川本人の体験を基にしたノンフィクションの作品だ。しかし、この短い作品の中に何とも芥川らしいフィクションめいた表現がちりばめられているところに、大変興味がある。知人宅から急ぎ帰る芥川を驚かせんばかりのピアノの音や、その音の秘密を探らんとする芥川の心境の変化に合わせたように鳴るピアノの音、などだ。文章長いな、俺。
(修善寺旅行中の男性)
『レゾンデートル』 / 知念 実希人
4年前に映画化された「仮面病棟」の作者のデビュー作。
「レゾンデートル」とはフランス語で「存在価値」や「存在理由」。余命宣告を受けた若い外科医の「レゾンデートル」とは?現役の内科医が描く一気読み必至の医療ミステリー。
(足音さん)
『カラスのジョンソン』 / ドリアン助川
カラスの一生を体験できる物語!面白いのは物語がカラス視点で語られるところ。カラスっぽい(?)表現で出来事を伝えています。
そして、カラスが生きていくことは思ったよりも大変なんだと分かりました。この本を読んだら、カラスの見方が変わるかも?!
(みやじまさん)
『断片的なものの社会学』 / 岸政彦
社会学者が研究の中で見つけた、社会の中にある分析できないことがらについて書いた本です。
章ごとにテーマが違って、共感したり、はっとするような言葉がちりばめられています。ふしぎな本ですが、こんな雨の日にしんみりと読むのにぴったりで、とってもおすすめです。
(ある若き女性)
『人生の賞味期限』 / 藤本義一
そのままの自分でいいんだなあと思わせてくれる文章
(某-banさん)
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