読書記録

『本をめぐる物語 小説よ、永遠に』

物語が禁止された国・物語AI・新刊小説に関する問いかけなど、8人の作家による「物語」を題材とした短編のアンソロジー。ここでは『ゴールデンアスク』/椰月美智子の感想を記しておきます。西園寺さゆり先生のような、綺麗事は言わず、個性がビシビシに強...

『時ひらく』

この本は、三越創業350周年を記念し、雑誌 『オール讀物』に掲載された、6人の作家による短編小説をまとめたもの。もちろん全部「三越」を題材にしたオリジナル小説である。残念ながら私は三越に行ったことはないが、相当な老舗だろうことはなんとなく知...

『シャーロック・ホームズの冒険』

30歳を越えて、初めて「シャーロック・ホームズ」を読んだ。『シャーロック・ホームズの冒険』はホームズシリーズの5つの短編集の中で最初のものらしい.。初心者ながら、元々シャーロック・ホームズについて少し知っている事はあった。アイリーン・アドラ...

How to be 京都人

京都が舞台の小説、原田マハさんの『異邦人(いりびと)』を読みまして、京都は他所の人からすると馴染みにくい場所なのか…と思いまして。というのも、作中に出てくるホテルハイアットリージェンシーで働くお姉さん(一瞬しか出てこない)が、「京都に越して...

転んじゃった?じゃあ小説書こうよ。『路上』/梶井基次郎【文豪読書録】

こんにちは。わたしは散歩が好きなんですが、もう我が家の近辺の道に飽きておりまして、どこか知らない土地に行きたい今日この頃です。ジェリー藤尾さんの「遠くへ行きたい」が沁みます。ど〜こ〜か〜と〜おおく〜へ〜 い〜き〜た〜あ〜い〜♪2年ほど前まで...

『友情』/武者小路実篤

どうも、のどかです。今回は武者小路実篤の『友情』を読んで。なにこれ、めっちゃ面白いやん。というのが、読み終わった後のわたしの感想でした。「武者小路実篤」とか、「白樺派」とか、パワーワードすぎてなかなか手がつけられてなかった。何、武士?貴族?...

出身成分

面白かった!最後まで一気に読み切った。舞台は北朝鮮で、登場人物が馴染みのない名前やから、これは日を跨がずに読むことをおすすめします。たまに、えっと誰やっけ現象が起きた。そう、この話は北朝鮮が舞台です。北朝鮮のことは金正恩、金正日、拉致、核ミ...

流浪の月

これはみんながおすすめしてるのが分かった。面白い。苦しい。人はなんでも自分の思う「型」に当てはめようとし過ぎる。そんなつもりは全くなくても、相手はそう感じるかもしれない。更紗の幼少期の家内家。素敵だなぁ。「普通」とは一体なんだ。「思いやり」...

世界から猫が消えたなら

正直最初はちょっと読みにくかった。いや、文体は口語的で読みやすいはずなんやけど、なんか苦手やった。何でかは今も分からん。あとはアロハシャツが苦手。笑いや、アロハシャツ自体は好きなんやけど。と、なかなかストーリーに入っていけへんかったなー。「...

不死身の特攻兵

佐々木友次さんって知ってる?私は、この本を読むまで知りませんでした。この人は陸軍の第一回の特攻隊のパイロットです。"神風特別攻撃隊"、"零戦"、さすがに戦争を経験していない私たちでも知っている言葉。(ちなみに零戦は海軍の飛行機で、今回は陸軍...