読書会#6 『夢十夜』/夏目漱石 の「第八夜」

読書会 at すずしげキッチンカーオアシス
@suzushige_oasis

前回に引き続き、今回も夏目漱石の『夢十夜』から、「第八夜」をやってみました。不思議な床屋さんのおはなし。

個人的に、前回の「第一夜」よりも難しかった。が、よく分からないなりに好きな話。
みんなで感想や解釈を持ち寄っても、???ってなったけど、それはそれで楽しい時間でした。

前回ほど、これはきっとこういう話だ!とはならなかったけど、まさに漱石の時代の、”今までの日本の文化と西洋の文化との比較”と、”その文化に馴染もうと髷をやめて西洋風の髪型にする男”の話というのはしっくり来た…!
あ、だからこういう言い方してたん?!この描写はそういうことね!というのが気持ちいい。
夢の世界と鏡の世界と、色んな不思議で漱石に翻弄されたけれど、それもまた良し。
久々に「鏡の国のアリス」読みたくなった。どこいったっけなー

相変わらずの漱石の鮮やかな世界を堪能したのでした。

明治時代の床屋さんのイメージは、『博物館 明治村』にあるそう。ぜひ行ってみたい。

ということで、次回は「第十夜」です🐖

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