「みんなの意見を聞いてみたい本」読書会 #11

読書会 at 楽寿園 @rakujyu_mishima

今回のテーマは
『みんなの意見を聞いてみたい本』

読んだけどよく分からなかった
この時のこの人の心情どういうこと?
みんなはこれどう読む?

などなど

本を読んでいると自分ひとりでは頭が追いつかない本に出会います。

世の中色んな本があるので
自分に合う本合わない本あるのですが
ちょっとでもその本の読書時間を
良いものに変えるべく
(なんか悔しいもんね。この時間もったいなかったと思ってしまうのは… )
他の人からの声で、何か変わったらいいなという回です。


■みずうみ / いしいしんじ
読者置いてけぼり小説。終始意味不明だった。語尾の謎の言葉も分からぬまま。なんだったんだこれは…

→みんなでパラパラ読んでみました。確かにこれは独特な世界観。文豪ナンセンス小説味(み)がある。夏目漱石の夢十夜的な。そんな小説を自分勝手に読み解くのが好きなメンバーがいたので、(そうです、私たちです)、これは次回以降の読書会のテーマ本に決定。

■君の膵臓をたべたい / 住野よる
タイトルのインパクトが強すぎた感。男の子の名前が最後まで出てこないのは何故なのか。

→有名な作品、読みたいなと思っていた本でもあったので、これも次回の読書会の課題図書となりました。

■絶歌 神戸連続児童殺傷事件 / 元少年A
実際にあった事件の犯人の手記。何故これを書いたのか。

→ちょっとこれは内容が内容なだけに、誰も何も言えず。何ででしょう…

■どちらかが彼女を殺した / 東野圭吾
これは新しい「推理」小説。最後まで犯人が書かれていないので自分で推理しないといけない。推理もの好きだけど、自分で推理するんじゃなくて、誰かが鮮やかに事件を解決していくのを見たいんだと気付いた一冊。あなたは推理したい派?

→結局この場ではどうなったんやっけ。推理の手引きも最後に袋綴じで付いているので挑戦してみてください。このシリーズの別の作品も出てますので是非。

■(写真には無い本)アルケミスト 夢を旅した少年 / パウロ・コエーリョ
本を普段読まない友人が読んだと聞き、読んでみた本。が、短いのに読み進められなくて途中で断念した。何故か分からない。翻訳が苦手だった?海外の翻訳本好き?

→翻訳気にせず読める派と、ものによるかも派に分かれた。ほんとは原文で読めたらいいんでしょうねぇ

■流浪の月 / 凪良ゆう
ふたりとも本当のことを何も言わない、それによって相手が不利な立場になろうとも言わない、というこの状況が共感できなかった。これはどういう話?

→他のメンバーも読んでいたにも関わらず、あまり気にならずに読み終えていたので、話を聞いていると”確かにそうなると何でだ”となりました。もう一回読んでみたい。

よく分からなかった消化不良本が、今後の読書会でちょっと消化されるかもという希望が見えた回になりました。

今回もご参加いただきありがとうございました。

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